非認知能力とは

非認知能力の定義

非認知能力とは、テストの点数やIQでは測れない「生きる力」のことです。
目標に向かって粘り強く取り組む力、感情をコントロールする力、他者と協力する力、困難を乗り越える力——これらはすべて非認知能力です。
学力や知識などの「認知能力」も大切ですが、将来の幸福度や社会での成功を左右するのは、実は「非認知能力」であることが、世界中の研究で明らかになっています。
すべての子どもたちは、この力を育てる可能性を持っています。そして、非認知能力は幼児期にこそ、最も育ちやすいのです。

認知能力との違い

認知能力

テストで測れる学力、IQ、知識、計算力、読み書きの能力など。学校教育で主に育てられる力です。

非認知能力

テストでは測れない力。目標達成力(グリット)、自己肯定感、レジリエンス(立ち直る力)、協調性、共感力、感情コントロールなど。
例えば、同じテストで100点を取った2人の子どもがいたとします。一方は困難があっても諦めず努力を続け、もう一方はすぐに諦めてしまう。この差が「非認知能力」です。

認知能力と非認知能力は相互に影響し合います。非認知能力が育つことで、学習意欲が高まり、認知能力も伸びやすくなります。

非認知能力の具体例

非認知能力には、さまざまな要素が含まれます。

1

目標達成力(グリット) : 目標に向かって粘り強く取り組む力。困難があっても諦めず、最後までやり遂げる力です。

2

自己肯定感 : 「自分はできる」「自分には価値がある」と信じる力。挑戦する勇気の源です。

3

レジリエンス(立ち直る力) : 失敗や困難から立ち直る力。失敗を成長の機会と捉えられる心の強さです。

4

協調性・コミュニケーション力 : 他者と協力し、思いやりを持って関わる力。集団の中で自分の役割を果たす力です。

5

感情コントロール : 怒りや悲しみなどの感情を適切に表現し、コントロールする力。衝動的な行動を抑える力です。

なぜ今、
非認知能力が重要なのか

変化の激しい現代社会では、答えのない問題に向き合う力、失敗から学ぶ力、他者と協働する力が求められています。

1. AIに代替されない力

AIが発達しても、創造性、共感力、柔軟な思考は人間にしかできません。非認知能力こそが、これからの時代を生き抜く力となります。

2. 学歴だけでは通用しない時代

どんなに高学歴でも、粘り強さや協調性がなければ、社会で活躍することは難しくなっています。

3. 幸福度を左右する

OECD(経済協力開発機構)の研究では、非認知能力が高い人ほど、将来の年収、健康状態、人間関係の質、幸福度が高いことが明らかになっています。

幼児期にこそ、この力の土台を育てることが、お子様の一生の財産になります。

幼児期が
非認知能力形成の黄金期

非認知能力は、0〜6歳の幼児期に最も育ちやすいことが分かっています。
この時期の脳は柔軟で、日々の経験が脳の配線を形作ります。愛情を受け、安心できる環境で、遊びや日常の中で様々な体験をすることが、非認知能力の土台を作ります。

幼児期の体験が人生を左右する

ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の研究では、幼児期への投資が、その後の人生に最も大きなリターンをもたらすことが証明されています。
小学校に入ってから「勉強しなさい」と言うよりも、幼児期に非認知能力を育てることの方が、はるかに効果的なのです。

右脳教育と非認知能力の関係

JUNKKの右脳教育は、非認知能力を育てる最適なアプローチです。

右脳教育が非認知能力を育てる理由

右脳は、イメージ力、直感力、感性を司ります。この右脳を育てることで、記憶力や創造力だけでなく、自己肯定感、集中力、レジリエンス(困難を乗り越える力)といった非認知能力が自然に育っていきます。

「できる」を前提とした関わり

「その子らしさ」を大切にし、「できる・できない」で評価しない。この関わり方が、お子様の自己肯定感を高め、挑戦する意欲を育てます。

愛情と安心が土台

スキンシップ、優しいまなざし、語りかけ。愛情と安心の土台があるからこそ、非認知能力が育ちます。

家庭でできる
非認知能力の育て方

非認知能力は、特別な教育をしなくても、日常の関わりの中で育てることができます。

1

長所を見つけて伸ばす : 「できないこと」より「できること」に目を向け、たくさん褒めてあげましょう。

2

今の姿を"途中の成長"として受けとめる : 完璧を求めず、「今はこの段階」と温かく見守ることが大切です。

3

完璧さではなく"その子らしさ"を大切にする : 他の子と比べず、その子の個性や成長のペースを尊重しましょう。

4

誰かと比べず、その子自身と向き合う : 「〇〇ちゃんはできるのに」ではなく、「昨日よりできたね」と声をかけます。

5

学力だけでなく、多様な力や感性を尊重する : 優しさ、創造力、粘り強さも立派な才能です。

6

「今のままで大丈夫」と丸ごと受け入れる : ありのままを受け入れられた子どもは、自己肯定感が育ちます。

非認知能力を育てる
声かけの例

日常の声かけを少し変えるだけで、非認知能力は育っていきます。

「なんでできないの?」

「どうしたらできるかな?一緒に考えよう」

「早くしなさい」

「ゆっくりでいいよ。自分のペースでやってみて」

「失敗しちゃダメ」

「失敗してもいいよ。失敗から学べることがあるからね」

「〇〇ちゃんはできるのに」

「昨日よりできるようになったね。すごい!」

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